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石灰化があっても腕は挙がる

石灰化があっても腕は挙がる

1週間前より片腕が激痛になり腕が上がらない。

上腕拳上困難

整形外科に行きレントゲンを撮影し、
腕の石灰化沈着が原因ではないかと言われた。

痛みがあれば来週に来院されてください。
鎮痛薬と胃薬を処方されるが症状に変化なし。

それで当室に来られた。

腕の前方と横方向が痛みで60度以上はあげられない。
上げようとすると両肩の水平ラインが著しく乱れる。

(写真)治療開始13日経過の4回目終了後

その後は痛みなく仕事はしているようです。

石灰沈着の成分はカルシウム結晶のかたまりで、
大なり小なり35歳までに大部分の人に存在する。

カルシウムが増量したり、その結晶が脱水が
進行するとレントゲンに見えるようだ。水を含んだカルシュウムも
また痛みと運動障害を起こすそうだ。



カルシウム沈着が痛みの原因になるのか?

大半が痛みが出てきたので写真を撮ったら痛む場所に石灰化が見つかった。

「これが原因ですよ」と説明になる。

しかし沈着は長い期間をにわたって形成されるものであるから、
昨日や今日、2週間前から形成され肉眼で見られるものではない。

誰でも年齢を重ねれば見られるのである。
無症状の人にも石灰化が認められてもおかしくはない。

正常側の腕に石灰化有無の存在はないのか?
写真は見てはいないが・・・

調整後患者の石灰化沈着が減少・消失はないと思う。

昔から石灰化沈着が痛みの原因と片付けて終わっている。
それ以上の追求はない。

痛みの原因ならば石灰化を削らないのか?

他の患者症例で股関節痛は石灰化が原因ではないかと疑われたようであるが、
治療により痛みが改善しているので石灰化の疑いは私は消去法でバツとしている。

写真患者の腕痛は左右どちらにあると思いますか?

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右腕 296  
左腕 199  


使いすぎるのは右腕なのに、使いすぎではない左腕が痛むのか?


40歳・50歳代で発症する四十肩・五十肩などと呼ばれている。肩関節周囲炎でまとめて片付けられている。石灰沈着性腱板炎・上腕二頭筋長頭腱炎・腱板炎・腱付着炎などを含めていわれている。

使いすぎて右利きならば右肩・右腕に痛みや運動障害が出てもいい。

しかし、つじつまが合わないことがある。
例えば、最初は右肩に出たが、今度は左肩が痛くなることがある。

神経学の観点で述べているので転載する。

・左利きの人は右の肩の傷害にかかりやすい。右利きの人は左の肩に傷害かかりやすい。この理由を述べよ。

左利きの人は右脳の疲労を招きやすい。このため、右脳の機能が低下する。右側のα・γ運動ニューロンの低下により筋が弛緩し腱に負担がかかる。腱炎から関節包の炎症へ。これが右肩の肩関節周囲炎いわゆる五十肩の機序である。右利きの人も同様である。



・Aさんは最初右の肩の五十肩を患う。その後自然治癒したが、今度は左の五十肩を患ってしまった。こうした患者の例は数え切れない。この機序を説明せよ。

上記の機序で右の大脳の機能低下により同側の五十肩が起こる。右側の肩の動きが低下すると対側つまり左大脳への筋紡錘からの入力が低下し、同様の機序で左側の五十肩を招く。こうした機序を累進的低下wind downという。

2001年 増田神経学資料より 


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