帯状疱疹後の痛みが続く(後遺症 神経障害性とう痛)80代女性
帯状疱疹後の痛みが続く(後遺症 神経障害性とう痛)80代女性
数年前に帯状疱疹になり、その後に左肋骨に強い痛みが続く。酷い場合は一日中痛みを感じる。
痛み止めを服用したが変化しないということで来院された。来院する前に
尿路感染症で入院していた。糖尿病悪化によるものでないかと言う事である。
消炎剤以外に3種を服用している。
この方には、温熱治療で開始しました。背骨と背中、お腹に熱を入れていきました。最初の段階から熱く感じております。瘀血(おけつ)が目立ちます。瘀血(おけつ)は血流障害をいいます。
ここに温熱器を当てると3秒くらいで熱く感じます。当室で初回に来院される方は、瘀血(おけつ)の反応が目立ちます。
特に左肋骨の前後横部、頭部、下腹部にものすごい熱い反応(アチチ反応)がありました。ここに注熱していき、しばらくして再度を熱を入れてアチチ反応がなければ終わりです。
結論いいますと、5回来院ほどで気にならなくなりました。
長期の消炎鎮痛剤の服用は体温を下げ、細菌感染しやすくなる。またウイルスも同様である。
痛みを引きずっていると、本来昼夜に逆転する自律神経の機能が乱れる。内臓や血圧やホルモンなどに影響を及ぼす。夜に交感神経(アクセル)が強くなると不眠、内臓の働きも低下する。